クリーニング
長年使用していたシートはとても汚れています。
これまでご自分で使用していたシートはもちろんですし、中古で購入したものは前オーナーの汚れが溜まっています。
長年使用していたレカロは生地裏のウレタンが加水分解してることが多く、表面からのクリーニングでは全く綺麗になりません。
当店ではシートを分解して、ウレタンから表の生地を取り外し、生地のみの状態で一枚ずつ丁寧にクリーニングしています。
また、多くの場合レッグサポートなどのウレタンが崩れていますので、それらの修理を行うためにも分解し、クリーニングと合わせて作業を行っています。
分解してクリーニングする理由
STYLE-J を例にしてみます。

中古のSTYLE-Jとてはまずまずのレベルです。
人気カラーの ナルド/アルティスタ ブラック のモデルです。
一見すると破れもなく程度がよさそうに見えますが...。



良く見てみると右サイドサポートに筋が入っていたり、全体的に汚れも見受けられます。
また全体的に生地がたるんでいます。
分解してみるとその理由が分かります。
元々生地裏に3mmほどのウレタンが張り付けてあるのですが、この時代のものは経年劣化で崩れているものがほとんどです。


ヘッドレストの生地を取り外した写真です。
少し振るだけで中の崩れたウレタンが出てきます。
崩れて粉々になっているだけならいいのですが大体が湿気を吸ってベタベタした感じになり、生地表面からの汚れを取りこんでいきます。
中古のレカロ販売しているところで「スチームクリーナーでクリーニングしてあります!」と謳っているところがありますが、スチームクリーナーを当ててしまうと生地裏ウレタンに水分を与えてしまい余計汚れを呼び込むことになってしまうので注意が必要です。
生地が弛んだレカロに座るのは汚れの上に座るのと同じです。
中古のナルド/アルティスタ生地は表からのみの洗浄はまったく意味がないばかりか、状態をかえって悪化させることがほとんどですので、分解してのクリーニングが必要になります
クリーニング方法
取り外した生地です。生地裏のウレタンが全て加水分解しています。


洗剤を混ぜた容器に入れて2,3回かき混ぜただけでこの通りです

生地裏のウレタンが次々と出てきます。
何回か水を替えて生地裏ウレタンの粉が出てこなくなるまで一枚ずつ丁寧に洗っていきます。


乾燥させます。
クリーニング ビフォーアフター
汚れ落ちがよく分かるように明るい色の例です


とても綺麗になりました!
かなり汚れていたアームレストもこの通り。


EK Type-R 純正SR も元の色に戻りました。


